い草主要品種  (広島藺業協会より協力を得ています) 広島県で栽培しているい草の品種
1 せとなみ(いぐさ農林5号)
 昭和38年に農林省放射線育種場において、生育中の「あさなき」の株にコバルト60による総線量68KRのガンマー線を照射、以後広島県立農業試験場い草試験地で各種の検定と選抜を続け、成績優秀なため昭和57年6月に、いくさ農林5号に登録、「せとなみ」と命名された。  「あさなぎ」に比べて茎長が長く、茎数も多く、着花か極めて少ない。中細種に属し、太さはよく揃い、乾茎の色調は鮮やかで、茎質はしなやかである。畳表の品質は、これまで最良と言われてた「あさなぎ」よりも更に良好で美麗である。

2 いそなみ(いぐさ農林3号)
昭和36年に、広島県立農業試験場い草試験地で熊本県の「文政在来」を取り寄せ、以来栄養系分離方により選抜育成し 成績優良なため、昭和45年にい草農林3号に登録、「いそなみ」と命名された。
「あさなぎ」に比べて茎の伸長良好で、多収。「あさなぎ」より茎はやや太いが、乾茎の色沢が良く、着花も少なく、 畳表の品質は良好である。地域適応性が広く「あさなぎ」より寒地にも適する。

あさなぎ(いぐさ農林2号
昭和25年に、農林省西条農事改良実験所瀬戸試験地(昭和26年に広島県立農業試験場東部支部支場と改称) において、熊本県の「千丁在来」を取り寄せ、以来栄養系分離法により選抜き育成し、成績優良と認められて、 昭和37年に、いぐさ農林2号に登録、「あさなぎ」と命名された。 分げつ型で茎の伸長はやや劣るが、茎数は多い。収量は「いそなみ」より少ないが中細種で色沢並びに茎の太さの 斉一度は良く、着花が少なく、畳表の品質は良好である。