イグサの効能はこれだけ明らかになっています!
このページは森田 洋先生の協力を得ています。

 以前は「敷物」でしかなかったイグサ。しかし青々とした独特の良い香りを発するイグサには様々な効能があります。現在も様々なイグサの効能について研究していますが、現在までに明らかとなっているイグサの効能については以下の通りです。

1 イグサには大腸菌O157に対して抗菌作用があります
 イグサには腸管出血性大腸菌O157に対して抗菌作用を有していることが明らかとなりました。 O157ばかりではありません。腸管出血性大腸菌O26、O111、食中毒件数で最も多いサルモネラ菌、牛乳汚染で問題になった黄色ブドウ球菌、さらには腐敗細菌である枯草菌やミクロコッカス菌に対しても抗菌作用がありました。また抗菌成分は酸や熱に強いことも明らかになっています。このためイグサを食べた場合、酸度が強い胃を通過しても抗菌性が失われない状態で速やかに腸に達することから、イグサの食中毒未然防止を目的とした活用法も現在検討中です。さらには安全性の高い防腐剤として、イグサ粉末を利用する試みもなされています。
2 イグサは活性酸素の消去能に優れています
 酸素は我々ヒトにとって必要不可欠なものであります。しかし近年「活性酸素」の研究が進むにつれて、酸素の「毒性」が明らかになってきました。酸素というものは文字通り何でも物を酸化してしまうという働きかあります。鉄が錆びたり、切ったリンゴが黒くなるのも酸素か影響しています。活性酸素は酸素の約1500倍の酸化力を有しており、少量では免疫効果を発揮するものの、体内に多量に蓄積した場合、ガンや動脈硬化、糖尿病、老化、アトピー性皮膚炎、アレルギー疾患など様々な病気を引き起こすことで知られています。疾患の約90%は活性酸素か原因とさえ言われています。活性酸素は酒やタバコを飲んだり、ストレスが溜まったり、空気が汚れた環境で生活したり、食品添加物を多く含む食品を食べることで、体内に蓄積されます。しかしこれらは現代生活において避けては通れないものばかりで、活性酸素を消去する食品を日常的に食べることか必要であると考えています。イグサは活性酸素の消去に優れた植物であり、イグサ1gあたりで4200単位ものスーパーオキサイドラジカルを消去することか明らかとなりました。この値は、同じく活性酸素を消去することで有名な赤ブドウの約10倍もの高さであるといわれています。
3 イグサは食物繊維たっぷりです
い草は食物繊維が100gあたり約63gもの量を占めています。
 イグサは食物繊維か100gあたり63gもの量を占めています。これは様々な農作物の中でもかなり高い値であり、レタスの約40倍とも言われています。食物繊維はコレステロール抑制効果、血糖値上昇抑制効果、大腸ガンの発生抑制効果など多くの効能を有していることか既に明らかになっています。

「北九州市立大学国際環境工学部  森田洋(農学博士)」